猫と泊まれる湯河原まいきゃっとで猫は飼えないと悟った

湯河原に猫と泊まれる旅館があるのですが、先日平日に有給を取って一人で行ってきました♪

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湯河原まいきゃっとは、併設の猫カフェで気に入った子を選んでお部屋に連れてきてもらい、宿泊客が一晩猫のお世話をする、という旅館なのです。

私はマンションに一人暮らしなのですが、猫だったら一人でも飼えるかな?と思い、体験してみたくてこの旅館に泊まってみました。

 

私が宿泊したのはじゃらんで一番安い6畳一間の風呂なしトイレなし食事なしのお部屋。5,500円でした。

 

この旅館は素泊まり専門のため食事は自分で持ち込みます。

私は真鶴駅前のお魚屋さんで、お惣菜もたくさん作っているこちらのお店で調達しました。

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ごはんは旅館に行く途中にコンビニがあるのでそこでおにぎりと明日の分の朝食を買い込んでからチェックイン。

 

旅館のオーナーさん(ご夫婦?)が一通り猫の扱いについて説明してくれます。

(猫は吐いたりトイレ以外でも粗相をしてしまうこともありますが、その場合はニオイを消すためにこれとこれを使ってこうしてください、といった主に粗相に関することが多かったです)

 

その後併設の猫カフェ(というか猫がたくさんいる離れの部屋)に案内され、一時間くらい猫と遊んで相性のよさそうな子を選んでくださいとのこと。

 

私が行ったときは先客が1人だけでした。(じゃらんの口コミだと、チェックインが遅いといい猫は先に予約が入ってしまうので早く行ったほうがいいとのことだったので、チェックイン時間の15時ちょうどに行ったためかもしれません)

 

一応、猫カフェにはそれぞれの猫の特徴が書かれた冊子が置かれていて、それを参考にしようとしたのですが…。なにせ寝ている猫が多くて、起こすわけにもいきません。起きている猫もいましたが、座ったまま動かず。そして大人猫なので猫じゃらしをチラつかせても無反応。子猫もいましたが、猫じゃらしにじゃれついてくるのは1匹だけ。そしてオーナーさんいわく、猫も性格はいろいろで、さらに猫カフェの時とお部屋に連れて行かれた時でまた行動が違うとのことでした。

そんなことを聞いてしまうと、どの子がいいのか分からず、選ぶのに苦労しました。

 

結局、座っているところをナデナデしたらお腹を見せてくれたマンチカンの茶トラの男の子にしました。

 

スタッフさんに希望を伝えると、お部屋に猫を連れてきてもらう希望時間を聞かれます。

私は18時にしました。

この時間までに部屋で食事を済ませてお風呂にも入っておきました。(猫が来てからだと落ち着いて食べれないと思うので、猫が来る前に済ませておいた方がいいです)

 

18時になっていよいよ猫ちゃんタイム!スタッフさんが猫を入れたキャリーケースとケージ(中にトイレが入っている)を運んできてくれて、猫には水だけあげてくださいといった説明をしてくれます。(猫には旅館内で販売されているちゅーるを二本まであげられるのですが、子猫にはあげられないそうです)

 

説明が終わって、ちょっとドキドキしながらキャリーケースを開けたところ、猫ちゃんが小走りで出てきて早速テーブルの上に飛び乗りました♪

その後は気ままに室内を歩き回って探検したり、テーブルの上で寝そべり眠り始めたり、猫じゃらしにかなり食いついてきたり、寂しくなったら近寄ってきて甘えてきたり、猫らしさ全開でした。

 

もちろん本当に可愛かったのですが、飼えないなあ…と悟ったポイントは、トイレのお世話、でした。

(トイレ共同の部屋だったので)私がトイレに行っている間に猫もトイレタイムだったようで、お部屋に戻ってきたらけっこうなニオイが充満しており…。幸いちゃんと猫用トイレに用を足してくれていたので、スタッフさんに教えられた通り、ビニール袋にスコップで猫砂のついたウンチを入れて密閉。

ここで思ったのが、もし猫を飼うとしたら15年とかそのくらいの期間、毎日ごはんもあげてトイレのお掃除もしないといけないんだ…(゚Д゚;)それは無理だな~( ノД`)

 

で、一晩猫ちゃんと過ごして翌朝キャリーケースに入れてフロントまで返しに行き、スタッフさんに猫の様子を伝えます。

 

もちろんとても可愛かったし楽しかったのですが、なぜかなんとなく少しこれで良かったのかなあという気持ちにもなりました。

私がお世話をした猫は人見知りしないようでたくさん遊んでくれましたが、猫にとって負担にならなかっただろうかとか動物の気持ちを考えてしまいました。

 

最初は猫なら一人暮らしでも飼えるかも、と思っていましたがとんでもない甘い考えだったことに気づかされました。

猫が満足できるお世話ができる人じゃないと飼ってはいけない。ただ可愛いからじゃいけないんだなあ…。

 

湯河原まいきゃっと、猫を飼うとはどういうことか啓蒙してくれる旅館でした(笑)